バンコク三田会会員各位;
三田会会長の小茂鳥です。3月1日、バンコク北部のパトゥンタニで合宿中の体育会水上スキー部の合宿に行ってきましたので報告いたします。
2月26日、突然、旧知の理工学部小尾先生を介して水上スキー部監督から、小生宛連絡が入りました。曰く、同部がBKK近郊にて合宿中、三田会の皆様とお会いしたい、との事。早速、3月1日、休日を利用し、ゴルフの予定があった同期の三木君を「ゴルフは何時でもできるだろ、可愛い後輩の為に同行せよ!」と半分脅し、二人で合宿を訪問しました。
バンコクからアユタヤ方面に国道3111号を下る事、約1時間で彼らが合宿する「TE WAKES N SKI」に到着。当初、レイクには4名しかいませんでしたが、やがて他のレイクで練習していた本間主将がパンツ一丁で登場、「コンチワ!主将の本間です。今日は有難うございます!」他の部員も次々と挨拶をしてくれますが、滅法、明るいやつらです。
ンッ?ンッ?・・礼儀正しいけど何か体育会っぽく無いなぁ、と思いつつ、昼時ということで早速、日置先輩特製の弁当を「バンコク三田会から」差し入れ、皆で昼食です。合宿も25日目ということで「日本メシ久しぶりだぁ!ウメーッ最高ッス」と大いに喜んでくれました。
大福ウメーッ!
食後に全員で
ところで水上スキー部は体育会加盟こそ2016年と若い部ですが創部は1955年インカレでの優勝30回、2008年からは4連覇、体育会加盟の2016年に優勝し小泉体育賞受賞と素晴らしい実績を遂げています。その片鱗を、練習で見せてくれました。
昼食後、近隣のレイクに移動。三木君と共に牽引するボートに乗せてもらい練習を目の当たりに見学しました。因みに操縦しているのはフランス人で元同国ナショナルチームのコーチです。で、彼らこんなワザを事も無げに繰り広げます。
片脚にロープを繋いでのワザ 見事1回転!!
片脚にロープを巻いてのワザですが、脚で牽引してもらいつつ別の脚でボードを回転やジャンプなど自在に操る、よく考えると凄い事ですね。
1本15分を一日4~5本滑るそうですが、繊細なボードワークにそれを支える筋力何よりも集中力は凄みさえ感じます。なるほどこいつらはアスリート、正に体育会だなと感じ入った次第です。またほとんどの部員は初心者で、最初は立ち上がる事も難しいそうです。上級生は自らの技を磨く事に加えて下級生の指導もまた重要な仕事です。
インカレなどの大会はスラローム、ジャンプ、トリックに各4名の選手が必要で、この後輩の指導こそが慶應義塾水上スキー部の真骨頂、インカレ30回優勝という金字塔を打ち立てたのでしょう。
彼らは冬になると練習場所を求めて半分はフロリダ(凄いですねぇ)、半分はタイで合宿を行っているそうです。毎年、タイには2月初めから3月中旬まで来ているとか。今月も15日までは合宿中です。バンコク三田会として出来る限りのサポートを行っていきましょう。
小茂鳥